*本記事では投資初心者が株式購入の際に注意する点について述べています
株式購入の際には銘柄のチェックだけではなく事前にマーケットの各指標を確認しましょう。
最近持ち株が上がらない。日経平均指数は上がっているのに⁇
投資初心者の方は株式購入の際に当然銘柄をチェックして購入されるかと思います。

最近持ち株が上がらない。日経平均は上昇しているのに?

その銘柄マザーズ銘柄ではないですか?
日経平均は一時30,000円を超える歴史的な上昇相場を見せています。
なぜ、自分の持株が上がらないのか推測して見ましょう。
マザーズ市場の鈍化に影響しているのかもしれません。
マザーズ市場とは新興企業向けの株式市場です。上場基準が東証一部や二部と比較すると緩く、設定されています。新規公開企業などはまずマザーズで上場して、その後に東証二部 一部とステップアップする流れです。新しい成長企業の集まりと言った形ですね。赤字の企業あります。
値動きも大きく、株価も変動しやすい点から多くの個人投資家に好まれています。
マザーズ指数をご存知ですか?
2020年4月頃から大きく上昇し2021年を境にして、不安定な動きを続けています。
日経平均の指数が上昇してもマザーズ指数が減少すれば、新興市場や中小型株は上昇しずらい傾向があります。
さらに金利をチェックしましょう。
先日、アメリカ国債の10年利回りの金利1.7%前後上昇しました。アメリカの長期国債の金利は、日本のマーケットに大きな影響を与えます。
R3.3.15時点
引用元
R2,2月初旬から金利が上昇しています。
急激な景気の回復を見込みにマーケットが反応した模様です。

金利が上がると、株価は下がるの
なぜ?

やまちゃん
金利上昇時にはマーケットに良い影響を与えるケース悪い影響を与えるケースがあります。
良い影響としては、継続的に景気が良くなるケースでは、金利が上昇したとしても、企業の資金調達ニーズが高まり、企業業績向上への期待感から、債券から株式に投資マネー移動します。株価上昇につながります
悪い影響としては、金利上昇により、企業の借り入れコストが上昇します。また個人消費でも住宅ローン金利などが上昇し、住宅購入者の減少に繋がります。

なるほど、現在の状況は、後者の悪い影響を及ぼしているのですね。
だから、新興市場など比較的新しい企業の多いマザーズ市場に特に影響があるのか。
融資を受けている企業も多いからね。

2月の金利上昇局面で持ち株を見直しておけばよかったかしら
マーケットの資金の流れをチェックしよう。
投資をする際に気をつけたい事が、マーケット全体の資金に流れを見ていかなければなりません。
どのセクターへ資金が流れているのか?
さらに細かく、自動車関連や半導体関連などジャンル別チェックしましょう。
R2.2月~3月時点ではバリュー株に資金がシフトしているのは明らかです。
バリュー株とは、一般的に割安に放置されている株の事を指します。PERが低く、PBRが1前後の銘柄です。
特日本はアメリカ市場に影響されやすい事もあり、NYダウやナスダックの指標もチェックしましょう。
アメリカの株式は日本時間で夜間に動きます。前日のニューヨークダウやナスダックの動きをみて、日本の相場の動きを予測しましょう。

ニューヨークダウに振り回される日本市場。ニューヨークダウとはなに
ニューヨークダウが動くと日本の株価そして世界の株価に度々影響をあたえます。R2.5.19 アメリカで...
まとめてチェックしましょう。
事前に必ずチェックしましょう。
全体のマーケットの動きを日経平均指数やTOPIXやマザーズ指数など確認しましょう。
- 日経平均先物やマザーズ指数先物
- 米国10年国債金利
- NYダウやナスダック指数
- NYダウ先物やナスダック先物指数
- セクター別の指数
個別の要因も有り、株価は変動しますが、まず全体の資金の流れを見ていく事が、個人投資家でも利益を取れることに繋がります。
コメント