バイデンのグリーンニューディール政策はルーズベルトを越えられるか?

Brand selection tips(銘柄選定のコツ)

3.31バイデン大統領は8年間で220兆円(日本円)でインフラ投資を発表しました。

今まさに株式相場で最大のテーマがグリーンニューディール。

ニューディール政策とは。

ニューディール政策は1930年代に当時のアメリカ大統領フランクリン ルーズベルトが世界恐慌を克服するために行った経済対策です。就任演説の際に宣言した有名な言葉「我々が、恐れなければならないものは、恐れそのものだ」

不安を払拭する事が景気回復の第一歩だと考え、ルーズベルトは当時、高速道路の建設、ダムの建設など巨額の財政出動で、多くの人々の雇用を生み出しました。またルーズベルトが最優先にしたものは雇用を作るということ。復興の第一歩は困っている人をまもることだと考えていたようです。

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バイデンはルーズベルトを越えれるのか。

3.31バイデンがさらに追加で経済対策220兆円を発表しました。つい最近も100兆円規模の財政出動を発表したばかりでしたが、今回は本格的に経済成長戦略に投資ということに。

年度末(3月)相場を振り返ると、大荒れでした。

2月に歴史的な日経30,000円を超え、どこまで行くのだろうと。

しかし3月に入り大荒れの相場となりました。一時は28,000円前半まで急落しましたね。主な要因は

  • 年度末での大口投資機関の売り
  • アメリカの長期金利の影響
  • ヨーロッパでのコロナ感染拡大

年度末が意味するところは、多くの企業が決算月であったということ。

企業は決算数字を良くしなければなりません。特に投資ファンドや3月決算企業による株式売却の利食いが主な要因でした。

アメリカの長期金利の影響

アメリカの10年国債金利が一時1.7%まで上昇した影響で、ハイテク銘柄中心に株が売却されました

ヨーロッパでのコロナ感染拡大

コロナについては、ワクチンの接種は進んでいますが、予想以上に感染者が増加しているということで影響を受けました。

年度末は難しい相場でした。

バイデンのグリーンニューディール政策に注目。

  • コロナ禍からの復興を目指す経済雇用対策
  • 脱炭素に向けた環境対策
  • 中国との軍事 経済競争を意識した産業対策

最大の柱として道路など輸送インフラ対策 6210億ドル(1740億ドルを電気自動車の充電インフラ整備に)そして再生可能エネルギーの支援 製造業 中小企業関連で3000億ドルなど。

経済成長と中国を意識した政策になっています。

株価はどうなるのか 恩恵をうける銘柄を探せ

日本政府も2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を掲げています。石炭や石油など化石燃料からの脱却を目指しています。

電気自動車 全個体電池 リチウムイオン電池 水素 再生可能エネルギー 太陽光発電 風力発電など息の長いテーマになりそうです。

厳選銘柄はこれだ

厳選銘柄については四季報予想で強気な上方修正期待銘柄の中から厳選し、さらに著者が独自にテクニカル的に出来高・信用買い残のシコリ状況・空売りヘッジファンドの状況などを考慮して、銘柄選定しています。ですが紹介する銘柄はあくまで銘柄選びの参考にしてください。銘柄を推奨するものではありません。投資は自己責任でよろしくお願いします。

EV関連 4月時点

ローム(6963)

東証一部 株価 最低購入金額(100株) 配当 配当利回り
ローム 11,470円 1,147,000円 150円 3.55~3.71%
カスタムLSIで首位。ダイオードやトランジスタなど素子を生産する半導体に強み。EVのモーター制御に有効な次世代パワー半導体Sicで先行 好財務に定評。テクニカル的には,安定的な出来高があり、信用買い残や回転日数で見ても,上昇しやすい状況。現時点での機関の空売りも見られない。

全個体電池

TDK(6762)

東証一部 株価 最低購入金額(100株) 配当 配当利回り
TDK 16,320円 1,632,000円 180円 1.19~1.32%
大手部品電子メーカー。コンデンサー,HDD用磁気ヘッドなど手掛ける。EV市場拡大見据え充放電可能な表面部品対応の全個体電池量産に乗り出した。テクニカル的には出来高は70万株前後で推移し信用買い残は70万株前後と若干気になるが、回転日数2.5日と株主の入れ替わりが早い状況なので上値は軽く今後の上昇が見込める

再生可能エネルギー 太陽光発電

ウエストHLD(1407)

ジャスダック 株価 最低購入金額(100株) 配当 配当利回り
ウエストホールディングス 3,515円 35,150円 50円 1.67~1.74%
太陽光発電に特化した工事施工会社。地方の金融機関やゼネコンと提携し、発電所運営や省エネ提案を行う。固定価格買取終了を受けメガソーラー再生事業に参入。ESG投資追い風に外国人持ち株比率2割超。メガソーラー主体の再生可能エネルギー拡大。電力小売りも貢献し最高益。テクニカル的には出来高50万前後に対し信用買い残60万弱と多いが直近では減少傾向にある。今後出来高を伴い信用買い残を減らしていければ更なる上昇も。

風力発電

五洋建設(1893)

東証一部 株価 最低購入金額(100株) 配当利回り
五洋建設(1893) 879円 87,900円 3.09%

 

*特徴としては,海上土木最大手。ゼネコンとしても準大手クラス。洋上風力発電や風車の建設向けに多目的起重機船で先行している。21年3月期は前期の大型竣工の反動で営業減益したが、期末に創立125周年記念配当付与。22年3月期も案件豊富で米軍関連の大型工事を予定。テクニカル的には出来高は100万株前後で推移し、信用買い残も97万株ほど、回転日数は3.6日、空売り機関は現時点では影響ない様子。テーマに乗って出来高をこなしていければ更なる上昇もある。900円前後に壁があるが、材料あれば一気に抜ける可能性も。
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最後に

2050年の脱炭素社会に向けてグリーンニューディールは息の長いテーマになりそうです。

アメリカがバイデン政権に代わり、トランプ政権から180度方針転換をしました。バイデンは気候変動問題に重視する姿勢をみせ、トランプ政権の際に脱退したパリ協定(地球温暖化対策の国際的枠組み)に1月の就任初日に署名し、国際社会に印象付けました。

投資家としてはこの機会を逃してはならない。

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