ようやく国が動き出した。防衛省は65歳以上の高齢者に対して5月24日から東京と大阪に大規模会場を設置し、コロナワクチン接種を開始するようだ。
予約は17日からネットもしくはLINEのみで受付、電話での予約は受け付けない模様。
予約開始後、東京では、開始から45分で2万件、大阪は26分で枠が埋まったようだ。
大規模接種に国が動き出した事で、ワクチン接種が急速に進む期待から関連するバリュー株への物色が進むかもしれない
大規模接種で使用するワクチンは米モデルナ製のワクチンが使われる
気になるワクチンの種類だが、自治体では米ファイザー製のワクチンを使用しているが、大規模接種会場では米モデルナ製のワクチンが使用されるようだ。
ファイザー、モデルナどちらのワクチンも温度管理が問題ですが、モデルナのワクチンが扱いやすいようだ。
岸防衛省は11日の会見で「自衛隊はワクチン接種に専念して、接種を支える受付、案内、予約、接種記録の管理といった周辺の業務については、民間を活用するということ効率的」としている。
民間看護師200人の派遣業務の受注
- キャリア(6198)が7億6377万円で受注
会場業務(受付や案内)
- 日本旅行 (西日本旅客鉄道 9021)19億4899万で受注
- 東武トップツアーズ(親会社は東武鉄道 9001)9億6654万で受注
キャリアについては5月12日〜13日に株価が急騰しているので注意が必要。
注目はワクチン接種後の社会の動き
本格的にワクチン接種が進めば、その先の経済の様子を見ていかなければならない。
直近でまだ株価に織り込まれていないだろう銘柄をいち早くチェックしていく事が必要になってくる。
本命はやはり、陸運株と空運株。
新型コロナウイルスの影響で業績の赤字が続き、一時は回復局面もあったが変異種の影響やワクチン接種が国内で進んでいない状況から、株価の低迷が続いている。
・陸運系大手
東日本旅客鉄道(9020)
西日本旅客鉄道(9021)
東海旅客鉄道(9022)
九州旅客鉄道(9142)
・空運系大手
日本航空(9201)
ANAホールディングス(9202)
上記銘柄に注目したい。
最後に
大規模のワクチン接種が進む事を期待したいが、ネットやLINEでの受付のみでは高齢者など混乱が起こるかも知れない。
だが電話受付を開始すると、業務が煩雑になり、より接種が遅れるかもしれない。今はとにかくスピーディに接種を開始していくことが大事であろう。
一時は日経も3万円を付けたが、直近では、27,000円台とかなり売られている。
相場はかなり混乱している模様なので、ワクチン接種が進み、再度、株式市場も高値を目指して欲しいものだ。
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