朝早くに取引先へ自治体からのなりすましメールが送られているというこで、注意喚起が私宛のメールに届きました。

「まさか、サイバー攻撃」?
先日にはトヨタ自動車の仕入れ先の部品会社(小島プレス工業)がサイバー攻撃にあったニュースがありましたが、地方の自治体もサイバー攻撃の対象になるかもしれません。
トヨタへは身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウェア」の疑いがあるようですが、具体的にどこからの攻撃なのかは調査中ということですが、ロシア、ウクライナ紛争に関係しているのかも知れません。
サイバーセキュリティ関連の株価に注目。
2022/03/05 サイバー攻撃リアルタイムマップより
【上記はサイバー攻撃リアルタイムマップですが、ヨーロッパやアメリカを中心にサイバー攻撃を受けています。】
サイバーセキュリティーについては少し前に記事で述べましたが、ここに来て急激に関連する銘柄に資金が集中しています。
日本政府がロシアへの経済制裁に合わせて企業にサイバー攻撃への注意喚起をしている中、3月2日はセキュリティソフトなどを手掛ける企業の株価が上昇しましたが、中期的にみても、セキュリティ全体を強化する流れが予想されます。
日本もサイバー攻撃の攻撃対象に。
サイバーセキュリティクラウド プレスリリースより
国内企業へのサイバー攻撃が急激に増加しています。
日本はサイバー攻撃に対して脆弱ですので、情報セキュリティの強化が重要になってきます。
米国でもサイバー攻撃が増加している
現在、世界で最もサイバー攻撃を受けている国が米国です。
(日本は11位)
直近では2月20日に物流大手のエクスペダイターズがシステムの大半が停止に追い込まれる被害を受けています。
同社は四半期報告書の中で、サイバー攻撃が業績に影響を及ぼすであろうと説明しています。
攻撃の種類や、それがランサムウェアであるかどうかは明らかにされていません。
物流業界はハッカーの標的になることが多いようですね。
サイバー攻撃が企業業績に影響
企業や団体に対するサイバー攻撃はここ数日の間に急増しています。
これまでは、大企業がターゲットになりやすいと言われてきましたが、対象は中小企業にも及び、サプライチェーンの停止・混乱を招くなど企業規模に関わらず、すべての企業がサイバーセキュリティ対策を求められています。
網屋HPより
サイバー攻撃はビジネス化が進んでおり、より巧妙なサイバー攻撃が展開されています。
とくにランサムウェア攻撃(身代金要求型)の大規模化が目立ち、これまで大きな被害がなかった病院や中小企業にも被害事例が出てきています。
攻撃を受けると、組織の一部のデータを暗号化するだけではなく、グループ企業全体を巻き込む大規模な被害へと発展するようです。
サイバーセキュリティ関連銘柄に投資する
サイバー関連銘柄は各証券会社の投資のテーマとして上位にランキングされています。
注目度が上がってきているようです。
しかしロシア・ウクライナ紛争が続くなかで、マーケットのボラティリティが高まってきており、日経平均も26,000円を切る動きも見られます。
サイバーセキュリティ関連の銘柄についも大きな値動きが続いていて、先週では大きく上昇したかと思えば、翌日には大きな下落といったような不安定な動きです。
SBI証券
参考にサイバーセキュリティクラウド(4493)を日足で見ると2月末にロシアがウクライナへ侵攻し始めたときから出来高が増加し株価が急騰しています。
値動きも荒く、2022/03/03〜2022/03/04に大きく下落したかと思えば、2,000円を割ったあたりから再度上昇していて、終値ベースでは+117円で引けています。
2022/03/04は日経平均も大きく下落しているなかで、強い動きが見られました。
サイバーセキュリティクラウドに限らず、セクター全体で同じような動きが見られましたので、再度大きく下げたときは買い場になるかもしれません。
参考になればと思います。
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