ispaceは投資対象としては魅力的。月面着陸失敗で投資家は何を思う?

リアルタイムレポート

ispaceが連日暴落していたが、2023/05/12にようやく下げ止まったように見えた。

板を監視していた私は前場に800円台に5万株程度の買いが現れ、その買い板が食われた瞬間に、何か妙な感じがした。

株価は一時800円を切り、そこから後場に大きく買い戻しが入った。

しかし今後も不安定な動きを続けるかもしれない。

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ispaceは投資対象としては魅力的だけど、今後どうなる?

15日には上場後の初めての決算報告を控えている。

注目したいのは2023年度以降の打ち上げ費用をどのように捻出していくのか。

今回のミッション1の失敗が出資先からの信頼を損ねているのか、それともあと一歩というこで評価され、次のミッションへ向けて更に資金を集めることができるのか。

 

決算報告の今後の資金繰りに注目したい。

 

あと少しのところで月面着陸に失敗、株価は急落。投資家たちは何を思ったのだろう?

月は人類の憧れ。月に行くことは人類の未来を開くことだ。

そのような夢を追いかけるベンチャー企業のispaceに投資をした人たちは26日未明に月面着陸の様子を見守った。しかし着陸直前に通信が途絶え、月面に衝突した可能性が高いと発表された。その習慣に投資家たちは何を思ったのだろうか。

 

ショックでした。まさか失敗するなんて。あと少しのところで失敗するなんて。成功すれば、更に株価も上がると思ったのに、これで株価は下落するかもしれない。けれど着陸がいちばん難しいと聞いているので、この経験を活かして、次回頑張ってほしいと思い。ます

 

 

もっと早く売っておけばよかった。株価はかなり上がっていたので、失敗したら暴落するかもしれない。早く売りたいけど、ストップ安になると売ることもできないかもしれない。

 

失敗はしたけど感動しました。着陸は失敗したけどそれまでのミッションは成功していたので、それだけでも意義があると思います。一時的に株価は下がるかもしれないけど、それでも応援したいです。

ispaceを買ったのではなく夢を買っているのだから。

 

 

ispaceに投資した人はそれぞれ様々な思いを抱いているようだ。しかし共通していることは、今後もispaceが挑戦し続けていくことへの期待だ。失敗はしたけれど、民間初の挑戦はそれだけで価値がある。楽しみが先延ばしになったが、皆が応援するかぎりispaceの価値は下がらないだろう。

 

ispaceは、「人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ」をビジョンに掲げている。

ispaceが目指しているのは人類が月で生活することが当たり前になる世界だ。

そのためには、月への物資の輸送が容易でなければならない。ペットボトル1本を運ぶのにも億円単位のコストが掛かるという。

月への高頻度かつ低コストの輸送サービスが実現すれば、より月での人類の生活が実現可能になるかもしれない。

 

しかし宇宙開発は容易なことではない。

 

なぜなら国単位で成功しているのは、アメリカ、ロシア、中国だけであり、民間では2019年にイスラエルの探査機「べレシート」が月への着陸を目指したが、ispaceと同様に着陸の際に通信が途絶えた。

月面着陸は最大の難関であり、たとえるなら、スキーのジャンプ台を降りながら、ジャンプるする前にギリギリで止まるようなものだ。

 

しかも一発勝負である。

 

ispaceは今回の失敗から様々なデータと経験を得たことだろう。次回に再度挑戦する際は、改良を重ねることで、さらに成功可能性が高まることでしょう。

 

ispaceは、成功するまで夢をあきらめないでしょう。

 

ispaceへの投資は単なる夢物語ではない。

事実、宇宙産業ビジネスの市場規模は2040年度でには100兆円規模になるとも言われています。

 

出典: Haver Analytics、モルガン・スタンレー・リサーチの予測

 

宇宙産業の市場規模が拡大する背景とは?

宇宙産業とは、宇宙空間や地球周回軌道での活動やサービスを提供する産業のことである。

通信、観測などの衛星サービス、宇宙探査や資源開発、宇宙旅行などが挙げられる。いま宇宙産業は、科学技術の進歩や民間企業の参入によって近年急速に発展している

モルガン・スタンレーのレポートによると2040年には世界の宇宙産業は100兆円市場にまで成長すると予測されている。その理由は以下のような点が挙げられる。

 

宇宙にアクセスするコストの低下

ロケットの再利用や3Dプリンタ技術の応用、自動化による人件費削減で小型衛星の製造コストを含めた打ち上げ費用が減少したことで、小型衛星の打ち上げ数が増加していることで多くの企業の参加するようになって来ている

 

衛星データを活用する市場の拡大

衛星データを活用することで衛星通信による新たな市場形成や精密測位市場の拡大などで衛星データ活用市場は急成長している。

衛星データは気候変動や災害対策、農業や漁業、インフラ管理や都市計画など様々分野で活用されており、宇宙産業への期待が高まっている

 

宇宙探査・資源開発市場の創出

月には水やレアメタルなどの資源があるとされている。

 

これらを採掘・活用することが、地球資源の枯渇や環境問題への対策としても重要であり、国際協力や競争が激化している。

 

宇宙旅行や移住市場の可能性

高度100kmまでの宇宙旅行市場や地球上を高速移動するためのロケットが開発されており、一般人向けの市場が確立しつつある。

また将来的には火星移住なども視野にいれたビジネスも期待されている

 

 

*このように、宇宙産業は多様化と拡大を同時にすすめており、未来社会を見据える重要な産業になるといえるだろう

 

宇宙を目指すことで、産業や技術の革新が始まる。アポロ計画は何を生んだのか?

例えば、人類初の月面着陸を実現したアポロ計画は、宇宙開発のみならず、地上の産業や技術にも多大な影響を与えました。

アポロ計画で使用された科学技術は、様々な分野で活用されていることをご存知でしょうか?

アポロ計画が生み出した2つの技術を紹介します。

 

半導体

アポロ計画では、宇宙船の制御や通信に高度なコンピュターシステムが必要でした。

当時のコンピュターは真空管は使っており、大きくて重くて不安定でした。そこで、より小さくて軽い高性能の半導体が生まれました。

半導体はコンピュターの性能を飛躍的に向上させ、現在のパソコンやスマートフォン、自動車など様々な製品に応用されています。

 

フリーズ食品

 

アポロ計画では、宇宙飛行士が長期間宇宙に滞在することになりました。食品は重くて腐りやすく、かつ栄養を保つ必要がありました。そこで、オレゴンフリーズドライ社やNATIC研究所などがフリーズドライ技術を用いて宇宙食を開発しました。フリーズドライとは、食品から水分を凍結乾燥法で取り除くことで、重量を減らし、保存性を高めるとともに、栄養成分や風味を損なわない技術です。フリーズドライ食品はお湯で戻すだけで食べられるため、宇宙飛行士にとって便利でおいしい食事となりました。フリーズドライ食品は今日でも非常食やキャンプ食として人気があります。

 

アポロ計画がもたらした地上の産業や技術の革新である。アポロ計画は人類史上最大級のプロジェクトとして記憶されるだけでなく、その成果は今日まで多くの人々や分野に恩恵を与えている。

これらが、過去のアポロ計画から生み出されていたとは驚きだ。

 

Message

アイスペースは月への夢を追う。

でもその夢は現実になりうる。

アイスペースは未来に向かって進む。

でもその未来にあなたも参加できる…。

ispace(宇宙ビジネス)への投資は一筋縄ではいかないが、それもまた一興。

 

 

✔本記事を書いている人

株式投資歴20年。投資ブログ運営しながら、日本株、米国株へ短期、長期で投資しています。短期投資は信用取引で行っています。

✔読者さんへのメッセージ

本記事ではアイスペース【ispace】への投資に興味があると言う方向けに書いています。

私自身の経験

「買ったら下がる、売ったら上がる」失敗を繰り返すうちに、上昇のタイミングを予測することは難しいですが、下落リスクを軽減して利益を出せるようになりました。

 

この記事を読むことで「投資の面白さ」をイメージできるようになればと思います。

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