21世紀の子供の教育において必須ともいえるのが「お金の知識」です。
2020年、今までの人生計画は通用しなくなっています。
学校ではお金について教えてくれません。だから家庭で親が子供にお金の教育をしなければなりません。
「あなたと子供のお金が増えるお金持ちの知恵袋30」
元メガバンク支店長 菅井 敏行著書から
将来お金に困ることになるNGワード
サラリーマン感覚に陥るNGワード これを言ってはいけない。
・片付けはいいから宿題をしなさい
・毎月のお小遣いでやりくりしなさい
・得意な科目より、苦手な科目をやりなさい。
これらの言葉を親が与えていると将来お金に困る可能性があります。
片付けはいいから宿題をしなさい。
子供が勉強だけしておけば、家族の一員として働きが免除されて、勉強だけ役割だと思ってしまいます。
サラリーマン感覚で受け身の発想しか身につかない。勉強だけしとけばいいんだと思ってしまいます。
家庭を小さな会社を経営していることだと仮定すると、子どもも経営陣の一員。経費を抑えて売上を上げるためにどうしたらよいのかを考えさせることが重要です。
毎月のお小遣いでやりくりしなさい。
お小遣い制の最大のデメリットは経営者目線とは真逆のサラリーマン感覚が見についてしまうから。
お金を支払う側と受け取る側。
お金持ちの教育は自身の子供に経営者目線を植え付けようします。
自分で稼ぐ感覚を身に着けるためには、おじいちゃん おばあちゃんのお手伝いなどがよい。困っている人を助けることの対価としてうけとるのがよいです。
家庭でのお手伝いについては家族という会社での仕事、役割なのでダメです。
もし自分が経営者ならどうすればお小遣いをもらえるのかを考えなければいけない。
親はその環境を与えなければなりません。
得意な科目より苦手な科目をやりなさい
日本の学校教育は「勉強ができる子」が点数を取れるようにできており、良い成績を収めて、良い学校に通い、良い就職先につくことが大事とされている。
しかし資産家やお金持ちはそうは考えない。苦手な科目も最低限の克服は大事だが、なにより得意分野をどのように伸ばすのかを考える
これはいずれ社会に出て組織の中に入ったとき、それぞれの得意分野の人間が集まったチームを作る方が効率が良いし最大限の効果を得られることがわかっているからです。
親がすべきお金の教育
お金を管理する能力 使い方の能力をおしえよう
子供は何も考えずにおもちゃを買ったりお菓子を買ったりすることが多いでしょう。その買ったものから何を身に着けられるのかを考えさせて教えたいところ。
買って終りのものは、浪費。買ったものから何かが生み出せれば投資。
ということになります。
貯金の習慣も大事です。
いつかほしいものがあったら貯金して買う。
ほしいものが今なくても将来に備えて少しずつ貯金をしておくことでいざというときの対処能力が養われます。
また収入-支出=利益という経営者感覚。
いま本当に必要なもの、将来必要なものを考える習慣が大事です。
金利の知識 単利 福利を子どもの教育に取り入れよう。
金利には単利と福利の2種類があることを理解する
単利=預けた元本のみに利子がつく
100万円運用して年利が10%の場合は110万円になります。2年間では20万円
福利=元本+利息に利子が付く
100万円運用して、1年目は同じく110万円ですが、2年目は110万円に対して利息がつきますので、110×10%=11万円 2年間で21万円となり、1万円ふえるわけです。
例)元本500万円 年利2% 30年で運用
単利 500万円+利息300万円=800万円
福利 500万円+利息405万6808円=905万6808円 その差なんと 105万6808円
これは税金等考慮していませんが、金利の額や運用年数において大きく差が出てきます。いわゆる資産家やお金持ちたちは、資産を作り運用することで大きなリターンを得ています。
子供の教育においてもたとえば1年間親にお金を預けてそれに対して利息をつけてあげるような形で、お金がお金を増やしていく感覚を身に着けさせることも重要です。
まとめ
アメリカの子供たちはお小遣いが欲しい時、レモネードスタンドでお金を稼ぎます。
レモンと砂糖を購入し、レモネードを作り、自分で販売する習慣があります。まわりの大人たちもそれを知っていますので、わざと買ってあげてビジネスの基本を子どもに学ばせています。ときには値段の交渉さえしてあげると言います。
幼少期からのお金に対する教育や価値観が、これからの変化の時代を生き抜くことにつながることかと思います。
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