こんにちは。
やまちゃん証券です。
コロナウイルスの影響で相場のボラティリティが激しい状況です。*ボラティリティとは価格変動の度合いのこと
R2.3~4月にかけて大きく株式市場が暴落しました。
その際にインバース型ETFに市場で買いが殺到しましたね。
投資初心者の感覚では株価が上昇すると利益が出て、株価が下落すると損失がでる。
これが初心者の方の一般的な理解ですよね。
私がそうでしたから( ̄ー ̄)
けれど、株価が下落するときに利益を上げる方法があるんです。
それがインバース型ETFです。
日経平均が値下がりしたときの利益をだす手法、インバース型ETFへ投資する。
株価が下落しても利益がでる金融商品もあります。
その代表的なものがインバース型ETFです。
まずETFとはなんだろう??ということですが。
ETFとは上場投資信託のことです。
わかりやすくいうと、個別株のように売買できる商品です。
株と同じように証券取引所に上場しているため、市場価格は確認しながら、リアルタイムに株のように取引きできます。
またインバース型とは日経平均と逆の動きをします。
英語の「INVERSE」日本語で訳すと「逆」という意味です
ですので相場が下落中には現物株式を買って利益をあげることは難しいですが、インバース型ETFでは下落相場にこそ利益を上げることができます。
よく利用されているETFでいうと下記になります。
銘柄コード | 銘柄名 |
1471 | JPX日経400インバース指数ETF |
1472 | JPX日経400ダブルインバース指数ETF |
1571 | 日経インバース指数ETF |
1357 | 日経ダブルインバース指数ETF |
売買代金、取引の額でいうと1357日経ダブルインバースが人気です。
日経平均の日次変動率のマイナス2倍の値動きを目指すETFです。
日経平均が下がると、2倍で上がる。
日経平均が上がると、2倍で下がる
たとえば50万円分のダブルインバース型ETFを購入したとき、日経平均が5%下落した場合、ダブルインバース型ETFは2倍の10%上昇するため、5万円の含み益が発生します。
しかし注意点もあります。
- 買いが殺到した場合に原資産と価格が乖離することがある(2倍の動きをしないことがある)
- 毎日少しずつ減価するため長期投資にはむかない
相場が下落しているときの取引で、信用取引の空売りや日経平均先物の売りなどがあります。
しかしこれらは信用取引口座や先物取引口座の開設をしなければなりません。
また保証金や証拠金などあり取引が複雑です。
初心者の投資家には、手軽に取引もできませんし、複雑なので不向きです。
一方、インバース型ETFは、株式の証券口座があれば取引ができますし、仕組みが個別株を購入するような形で取引ができますので、投資初心者の方でも手軽に取引が可能になっています。
株価上昇局面ではレバレッジ型ETFも人気があります。
逆にレバレッジ型ETFという商品もあります。
レバレッジ=てこの原理という意味です。
有名なところで
1570 日経平均レバレッジ指数ETF
日経平均の日次変動率の2倍の値動きを表すETFです。
上がるときも2倍。
下がるときも2倍。
短期的にが上がりそうだと考えるときに、このレバレッジ型ETFを購入すると、通常のETFを購入するよりも利益を上げることができます。
まとめ
上場企業に投資することと同じように購入できるETFは、通常の株式を取得するように、証券会社で銘柄を選んで取引時間内に購入できます。
また取得単位も一口から購入できますので、日経ダブルインバースですと、R2.5時点ですと1000円前後で購入できます。
R2.3~4月には一時期1500円前後、現在の約1.5倍ほど上昇していました。
取得単位が低いので買いやすいですし、通常の証券口座内で株を買うのと同じように取得できるのが良いですね。
コロナ相場で第2波の暴落に備えて、通常のポジションは抑えつつ、下落相場の際にはインバース型ETFの購入を考えても良いかもしれません。
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