投資家が口をそろえて言うことは「損切は大事です」ということ。
ですが分かっていてもできないこと。
それが「損切り」
株価がどこまで下がるかはだれも予想がつきません
コロナウイルスが世界経済を混乱させているなか、投資をしながら感じていることは一つ。
早めに買っておけば良かったということより、早めに売っておけば良かったということです。
損切りのルールを作ろう!
まず、損切りとは、投資家が損失を抱えている状態で保有している株式などを売却して損失を確定させることをいいます。(ロスカットとも言います)
損失額を最小限にとどめる為に、損失額の少ない段階で株を売却し、リスクを最小限にすることです。
日常的なことに置き換えると、ケガなどした際に早めに病院に行き治療をすることで傷口を浅くするような意味合いです。
いさぎよく、負けを認めることです。
投資を行う際に、大事なことが損切り。
損が出ると分かっているなかで、株式を売却するのには勇気がいります。
しかし早めに損失を最小限に確定させることが、トータルで資産を増やす結果につながります。
最小限の損失を確定させることは、たとえば4勝6敗の負け越しでもトータルで勝つことです。
投資の世界では9勝1敗でも負ける可能性があります。
大きく勝ち越ししていても、1つの大敗がトータル資産を減少させるケースはよくあります。
投資家の心理状態は常に不安定です。
投資の心理として、利益がでると短時間で確定したくなります。
逆に損失がでるといつかは値段はもどるだろうと思ってしまいます。
がしかし実際は、一度大きく下がった株価が短期間でもとの水準にもどることでは、ほとんどありません。
いつかは上がると考えていると、株価が下がるたびに、そこから抜け出せなくなります。
ですので早めに手を打つことが非常に大事になってきます。
損切のルールを自分のなかできめよう
そうはいっても、含み損を抱えたまま、取引を確定させるのには、非常に勇気がいります。
「もう少し待てば、株価が戻るだろう」という思いが損切りすることを躊躇させてしまいます。
投資初心者の場合は損切りのルールを事前に設定しておくことが重要です。
株価が一定のラインまで下落した際に、損切りをすると機械的に決めておく。
これはネット証券の注文方法で「逆指値」を活用すると良いです。
「2,200円で購入した株式を2,000円まで下落したら売却」という方法です。
株式を購入した直後に「逆指値」で売る設定を行えば、自動的に損切りが注文されますので、迷う間もなく、損切りできます。
またパーセントで区切る方法もあります。
購入した株価が5%下落したら売却と決めておくと良いかと思います。
パーセントで区切る場合は、短期 中期 長期での取引の期間によっても、それぞれ設定が変わってきます。
ですので、自分に資産に応じて、どれほどの下落率まで耐えれるのかを事前に設定しまうしょう。
まとめ
特に投資初心者ですと、損切り直後に株価が動き、「やっぱり売らなければよかった」と悔しがることがよくあります。
ですが、自分で設定したルールで行動できたことに、自信を持つべきです。
損切りはプロでも非常にむずかしいことです。
負けを認めて、次のチャンスを生かす事が、最終的には勝つことに繋がることでしょう。
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