個別銘柄の株式投資をする前に信用取引の残高を確認しましょう。
日経平均がついに30,000円を超えましたね。
30年振りのようです。すごい勢いですね。
サラリーマンの私の周りにも、投資を始める方が増えて来ました。
色々と相談を受けますが、その中でも特によく聞かれるのが、
好決算、業績好調なのに株価が下がるのはなぜ?
とういう質問。
まず投資をする際には二つポイントがあります。
ファンダメンタル分析とテクニカル分析。
ファンダメンタル分析だけで、投資をすると、思わぬところで、株価に影響が出るという事になります。
上がる株、下がる株を予測する事は難しいですが、出来れば上昇トレンドの良い状況でインしたいと考えますよね。
信用買残 信用売残の残高を確認しましょう。
上がりやすい株 下がりやすい株の特徴に信用取引の残高が大きく関係しています。
チェックせずに、なんとなく購入すると、とんでもない事になります。
特に信用取引の買残が多い銘柄については注意が必要です。
好決算後に株価暴落する銘柄を購入した事はありませんか?
信用取引の買残の残高を確認してみて下さい。
代表的な例でチェンジ(3962)を見て見ましょう。
個人投資家が大好きな銘柄として有名なチェンジ(3962)
昨年、約1年間で株価が10倍にもなりました。
2021年2月15日 第一四半期の決算が発表されました。
なんと第一四半期で経常利益が通期の90%達成!
非常に強い決算でした。
翌日の株価は大幅に上昇する事が見込めましたが、翌日にまさかの-85円。
さらにはその翌日-195円。
掲示板は大荒れです(笑)
ではなぜだろう?
折り込み済みって良く聞くけど、ただ都合の良い言い回しです。暴落するのには理由が存在します。
好決算で翌日に大暴落するケースは最近の決算ではよく見られます。
マーケットは折り込み済みです。
よく聞くフレーズ。
なんじゃそりゃ。
皆、声を揃えて叫びました。
*好決算の翌日に株価が下がる理由は、信用取引による買残の多さです。
信用取引の説明はこちらから💁♂️
信用買い残が多い銘柄は、株価上昇に伴い利益を早く確定したくて待ち構えています。
信用取引については、現物取引とは違い、証券会社から株を借りて取引をしています。
持ち続けると金利も付きますし、大幅に下落すると追証リスクもあります。
チェンジについても、決算翌日に大幅な上昇をした後に、利益確定の多さに押されて見る見ると株価が下がっていきました。
この時のチェンジの信用買い残が約370万株ほど。
直近の出来高が約50万〜100万株ほどですので、信用買いの利益確定の圧力に負けてしまったという事になります。
出来高についてはこちらから💁♂️
一般的に信用買い残と出来高とのバランスは3:1ぐらいと言われています。
出来高と信用取引の買い残をチェックしよう
それでは信用買い残と出来高をどのように調べて行くのか。
こちらについては様々な方法がありますが、
証券会社のスマホアプリ(楽天証券)↓
yahooファイナンス↓
回転日数もチェックしましょう。
意外と気にしていないのが、回転日数。
これ非常に大事です。
信用取引の新規取引開始から返済までの投資家の平均的な日数を回転日数といいます。
要は、需給の事です。株価は需給で決まります。
需給が良いと株価は上がります。一方需給が悪くなると株価は下落傾向になります。
一般的に10日前後が取引が活発に行われている状態。
5日前後で加熱している状況と言われています。
大事なのは回転日数の経過です。
回転日数の経過をたどり需給のバランスをチェックしましょう。
チェンジについては回転日数も以前と比べて長くなってきています。
数日前は10日以内で推移していました。
機関投資家の空売り比率もチェックしましょう。
機関投資家ってご存知でしょうか?
いわゆる空売り機関 ヘッジファンドとも呼ばれます。
株価に強い影響を与えてきます。
株価が大きく動くときには、必ず機関投資家の存在が見られます。
買い手にまわれば頼もしい存在ですが、売り手に回ると大変な事になります。
こちらもチェックしましょう。
ん~
クレディスイス、モルガンなどなど。
仕掛けてますね。
こちらのサイトから確認できます。
銘柄名と空売りで検索してください(チェンジ 空売りとか)
まとめ
投資をする前の4つのチェック項目
どんなに業績が良くても短期 中期的な取り引きでは、上記を確認する事をお勧めします。
長期投資の場合はファンダメンタル分析をして、業績や成長性に注目すればよいでしょうが。
できれば良いタイミングで投資したいところです。
最後に
日経平均やニューヨークダウなどの代表的な指標も確認しながら、投資を行いましょう。
株価の予測は難しいですが、リスク要員を下げる事は可能です。
日本のマーケットはバブル以来の上昇トレンドに突入していますが、個人投資家の皆様はマーケットの大きな罠に気をつけて、トレンドの波に乗って行ければ良いですね。
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