先週末にディズニーの株価が急落して、ディズニーに投資をしている日本の投資家も多いでしょうから、驚いたことでしょう。
一体何があったのか解説いたします。
ウォルト・ディズニーの株価が急落!一体なぜ?
実はストリーミングサービス大手のネットフリックスが原因です。
ネットフリックスの第4四半期決算の発表を受けて、ウォルト・ディズニーの株が2022年1月21日金曜日に7%近く下落しています。
何があったの?ミッキー?
2022年1月20日引け後に決算発表をしたネットフリックスが21.79%も下落した。
ネットフリックスのストリーミングサービスの加入者が市場予想を下回り、伸びが鈍化していることを懸念して大幅に売られました。
ネットフリックスの新規契約者数は828万人でしたが、市場予想では839万人でした。
さらにネットフリックスは、ストリーミング業界での競争が激化しており、その成長に悪影響を及ぼしていると見られています。
投資家はこれらすべてを、ストリーミング業界の自由な拡大の期間が終わりに近づいている可能性があると捉えたのかもしれません
ディズニー+のストリーミングサービスも不安視されている
急成長しているディズニー+ストリーミングサービスはネットフリックスの最大の競争相手であるため、ネットフリックスの成長の伸びが鈍化しているということは、ディズニーも同様に鈍化していると見られているのかもしれません。
前回の決算ではディズニーの新規加入者も四半期でアナリストの予想を下回っていたことも原因でしょう。
コロナ過で成長を続けたストリーミングサービスがこの大手2社の動向を見て、業界全体の終焉をみているのかもしれません。
またディズニーにとっては、コロナの影響でリゾート事業におおきな打撃を受けています。
その収益を補填するためにディズニー+に依存し、拡大を続けてきました。
ディズニーは2022年2月9日に第一四半期の決算を発表します。
その時に実際にストリーミング市場がどうなっているのかを投資家たちは知ることとなります。
楽観視できるとすれば、ディズニー+がネットフリックスの市場シェアを奪っているという見立てもあるかもしれません。
決算発表を待って投資をするのか?
もしくは、ディズニーに夢を見て、落ちたナイフを拾うのか。
ディズニーファンにとっては悩ましいところです。
最後に
日本時間2022年1月22日
週間での下落率で、好調だった米国市場は、主要3株価指数が下落しナスダック総合とS&P500ともに新型コロナウイルスのパンデミックが始まった2020年以降で最大となっています。
日本市場もかなり売られていますが、いよいよ米国市場もコロナ後の反動で、上がりすぎた株価の調整が始まっています。
この下落は必ず買い場になります。
慌てず、各国経済動向や政治状況を注視していきたいと思います。
コメント