2022/11/18 大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)をトレードしてみる。
11月2日決算を受けて一時4800円まで上昇しましたが、11月10日以降に売られて3805円まで下落しています。
年初の株価は800円程度だったことえを考えると、5倍近く上昇しているので当然の調整と言えるかもしれませんが、11月に入ってからの株価の動きは高値から20%も下落しています。
大阪チタニウムの株価は年初から5倍も上昇しているが、それでも買う理由。
さて大阪チタニウムテクノロジーズというと
航空機エンジンの主力材料となるスポンジチタンで世界的な企業です。
★注目点は脱ロシアのチタン企業の受け皿になりうるという点。
アメリカや欧州はロシアからのチタン輸入依存度を下げているところから、国内のスポンジチタンの需要が増加しています。
今後は円安のメリットやチタン価格の値上げを取り込んで更に需要が増して行くことで、利益成長局面になってくる予想です。
大阪チタニウムテクノロジーズの経常利益は今後数年急激に回復が見込めそうですね。
2008年3月期に記録した200億円にどれだけ近づけるかがカギとなりそうです。
下記は年足の株価推移です。2007年前後が業績も良く株価も15,000円近くまで上昇しています。
出典元:SBI証券
今期の業績について
2023年の経常利益の予想は39億円ですが、11月2日発表の中間決算では29億6百万円 進捗率で74.5%で推移していて、事前予想を上回る水準です。
このペースで行けば通期の業績を上方修正する可能性があります。
分析してみる
11月に入り株価は一時4800円まで上昇しましたが、現在3800円まで下落しています。
・出来高は増加傾向で300万〜500万株ほどあり、信用買い残250万株(先週比+約80万)信用売り残148万(先週比約-50万)
・機関投資家の空売りが3社
(ゴールドマン・サックス バークレイズ・キャピタル シティグループ)合計65万株程度
信用買い残が徐々に増加し、売り残が減少、そこに機関投資家の空売りが増加し、受給が悪化して株価が下落しているのかな。
価格帯別出来高を見ると3,000円〜3500円辺りにボリュームがあるので、支持線になりそうです。
下値余地はまだありそうですね。
買うのか、それとも売るのか。
2024年3月期の経常利益の市場予想は72億とされています。
2008年3月期に200億円を計上したときの株価14,000円前後を考えると、来期の株価予想は4,000円〜5,000円が考えられます。
中期的な目線でいえば買いです。
短期目線で考えれば、今期の経常利益予想(39億円)と株価を考えれば、5分の1程度の3,000円前後で推移する可能性もあります。
まとめ
株価は中長期で見れば企業の成長に伴って上昇していくでしょう。
外的要因を考えると数年は利益成長が見込まれれので、3,000円前後なら問題なく買いますが、短期目線で見ると、需給がカギになります。
デイトレードするなら、直近の数日間の動きは朝から下落トレンドですので、値動きをみながら大きく下げるようであれば、反発のタイミングをみて入り、売り圧力が強いようでしたら、空売りをいれても良いかもしれません。
日のボラティリティが数百円動く日もありますので、出来高と支持線を意識確認してトレードするのが良いかもしれません。
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