投資初心者のころにまずはじめに覚える指数で有名なのが、PERとPBRですよね。
銘柄選びの際に難しい専門用語がたくさんあって、なにを目安に選んでよいのか迷ってしまうところです。
株式投資の際に一番有名な指数 PER PBRとは
まず初めに時価総額を理解しよう。
株価の値段は関係なくて、発行株数が違うので、時価総額が大きいほうが会社の価値が高いということになります。
株を購入する際に株の値段 株価があると思いますが、企業によって違いますよね。
たとえば
R2.5月1日時点
- ドコモ 3,170円 時価総額10.2兆円
- KDDI 3,080円 時価総額7.2兆円
- ソフトバンクグループ 4,600円 時価総額9.6兆円
株価は需要と供給で決まります。
売りたい人と買いたい人。 その時々で高く売りたいもしくは安く売りたい。
欲しい人が多いと、株価が上がりますし、売りたい人が多いと株価が下がります。
ですのでその企業の指標はとくに関係ありません。
PERとはどれだけ会社が儲ける力があるのかを表している
株式会社は利益を追求し、株主に還元することを主としています。
時価総額に対してどれだけ利益を上げているか
PER=時価総額÷当期純利益
もしくは株価÷1株当たりの当期純利益(EPS)
↓
PER=時価総額(株価×発行株数)÷当期純利益(1株当たりの利益×発行株数)
PERは何年間で時価総額分儲けるのかという指標です。
- A会社 時価総額200億円 ÷ 利益10億円 PER 20 (20年で時価総額を稼ぐ力があ)
- B会社 時価総額100億円 ÷ 利益10億円 PER 10 (10年で時価総額を稼ぐ力がある)
B社が稼ぐ力があるということです。
PERの目安はどれぐらいがよいの
日経平均のPER 2020年5月1日現在で16.5です。
業界や企業によってちがうので、正直なんともいえません
最近でいうとIT企業などは100倍を超えているケースもあります。
成長企業ですと、投資家が株をほしがるのでPERも上がりますし、もうこれ以上成長が見込めないような企業はPERが低い傾向もあります。
PERが高いので買いとか低いから売りという訳ではありませんね。あくまで一つの指標ということです。
成長している企業の株はほしいですし、そうなるとPERは上がります。
また赤字でも、人気があれば、PERはゼロでも、株の値段がついて時価総額が上がるケースもあります。
PBRは純資産がどれだけあるのかを表している。
時価総額に対して純資産はどれだけあるのか。
純資産=総資産(お金 株 債券 不動産)-負債(借金)=純資産です。
PBR=時価総額÷純資産
もしくは株価÷1株当たりの純資産(BPS)
↓
PBR=時価総額(株価×発行株数)÷純資産(1株当たりの純資産×発行株数)
PBRは会社の資産からみて今の株価が割安かどうかを測る指標です。
- A会社 時価総額150億円 ÷ 純資産100億円 PBR 1.5(割高)
- B会社 時価総額50億円 ÷ 純資産100億円 PBR 0.5(割安)
B社が割安に見えるということになります。
ただ実際はPBRが1を切っているので割安だとは一概に言えません。
PBRの目安はどのくらいなの
日経平均のPBR 2020年5月1日現在で0.94です。
新型コロナウイルスの影響をうけて、1倍を割っています。
だからといって日本株が割安なのかはなんともいえません。
ソフトウェア企業のように資産を持っていない企業は、時価総額が高くて、PBRが10倍超えているケースもあります。
成熟企業は1倍を割っているケースもありますので、今後の伸びを考えるたときに割安に放置しているケースがあります。
銀行関連のPBRは低いですよね。
投資家は将来的に銀行関連は、業績が厳しいとみているのでしょう。
逆にクラウド関連などは全体的にPBRが高い傾向があります。
まとめ
現在の株式市場はコロナショックの影響をうけて一時的かもしれませんが、PER PBRともに割安な状況とは言えます。
しかし冒頭でも述べましたように、株価の値段は需要と供給で決まります。
「あの会社の株ほしいな」という人が多くいれば株価は上がりますし、人気がなければ下がります。
ですが、業界別に比較して、優良企業だけどコロナの影響で一時的に下がっている場合には絶好の買いのチャンスとも言えます。
コロナショック以前の株価と比較し、またコロナの影響で今後、伸びていく産業、もしくは落ちていく産業なのかを見極めて投資の機会をみつけていくとよいでしょう。
前回記事にした、オリエンタルランド(東京ディズニー)などは個人的に買い場なのではないかと考えています。
また今後はテレワークやオンライン産業などがさらに業績を上げていくことも予想されますので、そのあたりを物色できればよいかと考えます
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